2009年1月9日金曜日

さて、更に笹生陽子で続きます。

上手くまとまっているんだけど、却って面白みが無くなって。

伏線なし、というかストレートというか。

子供向けならばこの展開は有りかな、という。

今まで有った、良い意味での「裏切られ感」が感じられない。残念。

勝手に期待していただけで申し訳ない。



2009年1月3日土曜日

笹生陽子「バラ色の怪物」

新しい作家(私なりに)を見つけると、作品を続けて読むことにしているので、

また笹生陽子です。

短い中に、すとんとまとめ切っているので、ストレートに読めます。

ライトノベルという類ではないのですが、軽く読める、いい感じです。

設定が少々子供向けでは、とお考えの方もおられるようですが、

そういう方には無理にお奨めいたしませんよ

★★★

ロバート・B・パーカー「家族の名誉」

私立探偵スペンサーものでお馴染みの作者が、

今度はヒロインを仕立ててきました。

サラ・パレッキーに対抗か?とも思いますが、

キャラはかぶってないので、これはこれで楽しめます。

先ず一作めはおススメです。


★★★★

2008年12月31日水曜日

キース・ダグラス「第14空母戦闘群№12チェーンオブコマンド」

知る人ぞ知る(マニア、と言うこと)、キース・ダグラスの長編。

もう12巻めです。

こういうのが好きな人にしか勧められません。

ここまでの全巻をBOOKOFFで順番に揃えました。@100円です。

★★


2008年12月30日火曜日

笹生陽子「ぼくらのサイテーの夏」

ほのぼのしています。

読後感さっぱり、という感じです。

逗子の図書館では子供向けとして扱われてますが、金沢区の図書館では大人向けです。

大人が読んでも、子供騙しと思うことはありません。

文中のイラストはどういうわけか、やまだないとが描いてます。

これがまた、いい感じを添えています。


★★★★



2008年12月21日日曜日

矢作俊彦「悲劇週間」

いつ発行されたのか全く気づきませんでした。

ファンとしては恥ずかしい限りです。

2005年12月15日?けっこう前です。

名著「海から来たサムライ」(「サムライ・ノングラータ」というタイトルで再刊されてようですね)を思わせる内容で、何か懐かしかったです。

全ての作品に共通しますが、彼の作品でロマンスが成就した試しがないようです。

まあ、これが彼の作品の持ち味なんですが


★★★★★おまけ★

2008年12月20日土曜日

ジョン・グリシャム「陪審評決」

賛否両論の中、裁判員制度が始まりました。

アメリカの陪審員制度とはかなり内容が異なりますし、刑事事件しか扱わないようなので、この小説のような企業への復讐や株価操作を目的とした工作は行なわれないでしょう(いや、分かんないけど)。

始めて見ないと何とも言えませんが、裁判員が結託して評決を左右する可能性はあるわけなので、そういうことを示唆する点で興味深い一作です。

この作品のように、誰かがJTを訴えたらどうなるのでしょうかね。


★★★