2008年12月31日水曜日

キース・ダグラス「第14空母戦闘群№12チェーンオブコマンド」

知る人ぞ知る(マニア、と言うこと)、キース・ダグラスの長編。

もう12巻めです。

こういうのが好きな人にしか勧められません。

ここまでの全巻をBOOKOFFで順番に揃えました。@100円です。

★★


2008年12月30日火曜日

笹生陽子「ぼくらのサイテーの夏」

ほのぼのしています。

読後感さっぱり、という感じです。

逗子の図書館では子供向けとして扱われてますが、金沢区の図書館では大人向けです。

大人が読んでも、子供騙しと思うことはありません。

文中のイラストはどういうわけか、やまだないとが描いてます。

これがまた、いい感じを添えています。


★★★★



2008年12月21日日曜日

矢作俊彦「悲劇週間」

いつ発行されたのか全く気づきませんでした。

ファンとしては恥ずかしい限りです。

2005年12月15日?けっこう前です。

名著「海から来たサムライ」(「サムライ・ノングラータ」というタイトルで再刊されてようですね)を思わせる内容で、何か懐かしかったです。

全ての作品に共通しますが、彼の作品でロマンスが成就した試しがないようです。

まあ、これが彼の作品の持ち味なんですが


★★★★★おまけ★

2008年12月20日土曜日

ジョン・グリシャム「陪審評決」

賛否両論の中、裁判員制度が始まりました。

アメリカの陪審員制度とはかなり内容が異なりますし、刑事事件しか扱わないようなので、この小説のような企業への復讐や株価操作を目的とした工作は行なわれないでしょう(いや、分かんないけど)。

始めて見ないと何とも言えませんが、裁判員が結託して評決を左右する可能性はあるわけなので、そういうことを示唆する点で興味深い一作です。

この作品のように、誰かがJTを訴えたらどうなるのでしょうかね。


★★★


2008年12月15日月曜日

フレドリック=ブラウン「天の光はすべて星」

SFの古典でかつ類稀なる名ストーリー。

原著は1953年。ハヤカワ版の初版が1985年。

これがこの度、復刻再版されました。

その辺の事情についても、あとがきも忘れずに読んでいただきたいと思います。

話の内容は1996年からスタートしていますが、その時点で人類は既に金星に到着を果たし、火星に植民地を建設している、という設定になっています。

50年前にはそれくらいの進歩が当然と思われていたわけですが、いったいどこで遅れをとったのでしょうか。

いろいろ考えさせられる一作です。

★★★★★

2008年12月14日日曜日

小田嶋隆「テレビ救急箱」

明らかにナンシー関の後釜を狙っているとしか思えない内容。

似たような書き方だが、やはりひねりが不足。

オリジナルと物真似の差というものか。

自作のイラストが添えられている点も、悲しい物真似(しかも下手)。

これくらいの内容は一般の人がブログに書き込んでいるようなものと同じ。

とてもお金を出して買うような代物ではない。

アマゾンのレビューで、ナンシー関の後継者っぽく書かれていたが、そんな馬鹿な。

そう思いながら、この本を読んでいると悲しくなる。