SFの古典でかつ類稀なる名ストーリー。
原著は1953年。ハヤカワ版の初版が1985年。
これがこの度、復刻再版されました。
その辺の事情についても、あとがきも忘れずに読んでいただきたいと思います。
話の内容は1996年からスタートしていますが、その時点で人類は既に金星に到着を果たし、火星に植民地を建設している、という設定になっています。
50年前にはそれくらいの進歩が当然と思われていたわけですが、いったいどこで遅れをとったのでしょうか。
いろいろ考えさせられる一作です。
★★★★★
2008年12月15日月曜日
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